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070227 Charles River [生活]

毎週火曜日の朝は、研究所の玄関からマイクロバスに乗って、対岸の Cambridge にある MIT との共同研究機関で開かれるセミナーに行く。 1月のある朝、バスが Charles River を渡り始めると、外の景色にみんなが歓声ともため息ともつかない声をあげた。 
  そう、こんなに大きな川が一面凍っていたのだ。
  
Boston最後の今日、Longwood からひたすら歩き続けて、最後に Charles River を見に行った。

Boston 側。 赤い三角じるしの CITGO の看板は、ニュースで Boston の天気予報を告げる画面にも出てくる(今や Boston のシンボルマーク)。 あのすぐそばに Fenway Park があって、そのさらに向こうが Longwood。
  
  Cambridge 側を見ると、丸いドームが MIT の Rogers Building
  
運動部と思われるジョギングの一団が頻繁にこの橋を行き来している。 みんなナイキの CM みたいでカッコいい。
  Boston のビル群を仰ぎ見て、
  
  来た道を戻る。
  
さてさて、ホテルに戻ったあと、歩いてシーフードレストラン Summer Shack へ。 もちろん食べたのはBoston に来て8匹目になる最後のロブスターでした。


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070227 さよならマイ・カー [生活]

今日はついに車を売りにディーラーに行った。 
この車のおかげで本当に楽しい Boston 生活になった。 週末毎のドライブ。 北はメイン州のMount Desert Island、南はロードアイランド州の Newport まで。 
結構走ったつもりだったし、せめて売りに出す前に洗車ぐらいしておくべきだった、と思っていたけれど、点検したディーラーの方は、「綺麗だし、あまり走っていない!」と、満足そう。 アメリカ人の使い方と比べるとそうなるのでしょう。 それでも 「じゃあいくらで」 という話になると途端に顔が渋くなる。
彼が車を買う時に、お店の人が宣伝したリセール額をさりげなく店員本人にメモ書きしてもらっていたそのファインプレーが生きて、Kelley Blue Book での査定額より高く売ることができた。
偶然店内に、車を買う時に仲介役をしてくださった方が来ていて、その人が気を利かせて、ナンバープレートを1枚、記念に持って帰れるようにしてくれた。 

    最後はディーラーの方が私達の車で最寄りの Riverside 駅まで送ってくれた。
  
  いつも使っていた Boston の地下鉄、グリーンラインの車内。
  
お土産を買いに再び Longwood Medical Area へ。 
Coop の店内で偶然エリーザに会った。 エリーザとは研究室の中でも仲が良かったので、このタイミングで会えて本当に嬉しかった。 昨日はちょっとしんみりムードだったけれど、今日は笑顔で「じゃあね」って別れることができた。
  Harvard Medical School
  
ジョシュやステファニーといった若いテクニシャンが、研究所で働きながら入学を目指している。
  
  ラグジュアリーな学会があった Merck Research Laboratories
  
  もうひと頑張り歩いて、Red Sox グッズを探しに Fenway Park へ。
  
去年の春に Red Sox と Mariners の試合を観た日のことを思い出す。 ここは草野球場ぐらいの大きさしかなくて、選手が近い。 メジャーリーガーに混じってイチローや城島がそこに居ることが何だか嬉しかった。 でもそもそも、この2人を生で見るのも初めてだったけれど。 とはいえ、Ortiz やRamirez の迫力はすごい。 そんなことを思い出しながらお土産屋さんの中を歩きまわる。


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070226 さよなら研究室 [研究室]

ついに研究室も今日が最後。
明け方の2時過ぎまでと午前中いっぱいを費やして、データと参考文献を1つのファイルにまとめた。
午後は細胞のストックと試薬類の整理。 こうなることは分かっていたけれど、てんてこ舞い。 今日は研究室のみんなが Goodbye Party を開いてくれるのでタイムリミットは6時半。 その前に研究室でみんなと写真も撮りたい。 急げ急げ。 
そして、なんとか作業もはかどった4時過ぎ、カメラを持って彼が研究室にやってきてくれた。
  私のベンチ
  
研究室中を回ってみんなと一緒に写真を撮って、今度は彼の階に移って私がカメラマン。 彼の研究室巡りのあとは、フロアの反対側に回って、彼はサッカー仲間を、私はお昼にテレサ達に会ってしまって、ちゃんとさよならを言えなかったファリッドを尋ねた。 毎日一緒にお昼を食べたファリッドの顔を見ていると色んなことを思い出してとても別れ難い気持ちになる…。
そして、そうそう、アントニオも尋ねないと。 彼のビルディングに行ったらテレサはいなかったけれど、アントニオとその友人が笑顔で迎えてくれた。 帰り際に、「どうしても飲んでいってくれ!」と、ペットボトルに入れて持参してきているイタリアンコーヒー(室温)なるものを紙コップに注いでくれた。 
濃くて甘い! アントニオの前評判は、「1日にハチミツを5杯食べる男」・・・。 
「まさかこのコーヒーにもハチミツいれているの?」と彼が聞くと、「もちろん!」 
そして、「もっと飲んでいってくれよ」と空いたコップにまた注いでくれる。 Oh my gosh!

あっという間に夕方がやってきて、ルーシーに試薬等、全てを託す。
  
夜はついに研究室のみんなが開いてくれた Goodbye Party。 幹事のジョシュが選んだのは、典型的アメリカンレストラン、Village Smokehouse でした。
  
  ボスです。
  

楽しい宴会も終わりに近づくと、みんなから思いがけないプレゼントが…
T-シャツとパーカー、ボスが愛用しているのとお揃いのマグカップ。 そしてカードと、Red Sox ボール。 ボールには、本物のサインボールさながらに、みんなのサインと好きな数字(背番号替わり)を書いてくれていた。 カードに書いてあるみんなからの一言、一言を読んでいるうちに思わず涙がポロポロこぼれてしまった。 カルメンが駆け寄って来た。 
最後はお店の前でみんなと1回ずつ抱き合ってお別れした。 方向が一緒だったのでアパートの前まではジョシュと帰ってきた。 将来のこと、いろいろ不安もあるけれど、お互い頑張ろうね、ってそんな話をして、「じゃあね」と言ったジョシュも涙ぐんでいた。 


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070225 オスカーパーティー☆ [生活]

  飲み干されているワインボトル、テーブルに広がるお菓子
  
今日はアカデミー賞授賞式。 ESLの友人がよくお世話になっているアメリカ人親子のお家に私たちもお呼ばれして、みんなでホームパーティーをしながら授賞式のテレビ中継を観ることになった。 
まずはインド料理屋さんで待ち合わせて、みんなでカレーを食べ、その後、家に帰ってデザートとお酒をつまみながらテレビに見入る私達。
ホストのデボラさんと娘さんのチェルシー、そしてその友達2人と私、という女性陣はリビングのソファーでくつろぎながらテレビに映る俳優の噂やドレスアップした女優達に感嘆。   
男性陣はというと、台所に集まって何やら真剣にディスカッション中。 お酒を取りに行った時に、一体何をそんなに話し込んでいるのか聞いてみると、「科学と政治について」 だって。

ホームパーティーというと、準備とかちょっと敷居が高そうな気がするけれど、こんな風に先にどこかで食べてきてもいいし、そうそう前回デボラさんに呼んでもらった時は、平日で、メインは宅配ピザでした。 デボラさんは私達の到着した後に仕事から戻ってきたぐらい。 だけど美味しいサラダとお酒がついて、そして、「そういえば最近こんな面白いことがあったのよ」と話しだす彼女の話がとても面白くて楽しいひとときだった。 
  チェルシーの友人達も帰り、まったりとソファーでくつろぐデボラ女史
  
  デボラさんのお家に呼ばれる度に、おもてなしのあり方にちょっと新発見。


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070224 優雅な夜♪ [生活]

ついに引越し屋さんが来てアパートは空になり、残り数日間のホテル暮らし生活が始まった。 
ここ最近は研究室でもアパートでもバタバタの日々。 そんな日々を抜け出して今日の夜はちょっと優雅にひと休み、ボストンシンフォニーオーケストラ。
  
  それもホテルがシンフォニーホールの目の前だったので…。

  ホールの中の古いBar
  
ミモザを頼んだら、開けたミニボトルに残ったシャンパンもボトルごとつけてくれた。 開演が迫ってきてこれを慌てて飲み干したので、席に着く頃にはグワーンと頭が回るような感じになってきた。 
  
  そしてそのままドビュッシーワールドへ
  
バルコニー席は会場中が見渡せて、ちょっと冒険心をそそる。
2番目の Saariaho という女性作曲家のチェロ協奏曲は、前衛的で終始不安を掻き立てるようなメロディーに落ち着かなかったけれど、最後のシベリウスで安堵。
黒い皮を丸い釘で止めた平たい椅子が学校みたい。 高級感あふれるというよりは、馴染み易い親しみのあるホール。
演奏会のあとは Legal Seafood で軽い食事をして、久々にのんびり都会の夜の空気を堪能した。


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070222 クマーさん一家やってくる [生活]

さてアパートの引渡しの日も近づいて、大家さんが敷金をどれぐらい返すかのチェックのために部屋にやってくることになった。
  
このアパートは日本の不動産屋さんの仲介で借りたので、大家のクマー氏には毎月家賃の小切手を送りながらも会ったことはない。 アメリカは旧式で、電気もガスも家賃も、口座からの自動引き落としではなく、いちいち手書きで小切手を書いて手紙で送るのが習慣。 結構な大金なのでこれが大家さんのポストに本当に間違いなく届けられるのかなぁ、と不安になるけれど、(郵便配達の人が変な気を起こしたりしないのだろうか…とか)、アメリカ人の言い分は、自動引き落としの方がよっぽど不安!とのこと。
その日の夕方、私たちは、壁に穴を開けたとか言われないように、ポスターを慌てて剥がしたり、若干緊張ぎみに待っていた。 ところがチャイムが鳴って扉を開けてみると、ニコニコしたインド系の紳士と、それに奥さんと娘さんまで。
一通り挨拶していると、まるでホームパーティー状態に。
ところで、私たちは部屋で靴を脱いで過ごしているのに対し、クマーさん一家は靴を脱ぐ習慣が無い。 そのまま上がってくる。 娘さんがいち早くそれに気づいて、玄関の前に留まったまま、中にズカズカ入ろうとしているクマー氏を、「ちょっと、お父さん!」という感じで牽制している。 クマー氏も部屋をチェックというよりは、
「いやー、ついに会えて良かった!」とか、
「どう? いい部屋でしょう。 あ、ここのクローゼットの扉はねぇ、全部あなた達が入る前に新しいのに替えたんだよ。 いいでしょう?」などなど、親戚に自分の家を紹介するみたいな親しみのある様子。
わいわいと話して、そして一家は帰って行った。
うーん、これだったらお茶の1つでもお出しするんだった…。
 
  部屋からの眺め 
  
  
  さようならアパート
    
  


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070222 ジョンとマーシャ [語学]

研究所の英会話、English Second Language (ESL) class でお世話になっていた先生。
  
  ジョン(左)とマーシャ(右)。  木曜日の Language Lab にて。 
ジョンは私が習っていた先生。 南アフリカ出身、そう言われてみると、“can't” を 「カント」と発音する。 厳格な雰囲気で、教育に対する意識も高く、ジョンを前にすると私達はまるで小学生のよう。 でも何故か web の写真を見せるのが好きで、授業中もきっかけを見つけては、その場でアクセスしてうれしそうに見せてくれる。 そんな時のジョンはかなりお茶目。
マーシャは彼の先生。 こちらは NY 育ちでアメリカ東海岸至上主義?! ジョンに比べると、まさにアメリカのおばさん。 人種差別を諸共しないジョークと態度で、押しの強い中国人研究者達をバッサ、バッサ切って落とす。 リアクションもアメリカのおばさんそのもの。 そんなマーシャだけど、ジョンと一緒にいると、微妙にジョンをヨイショしているから面白い。  一応ジョンがマーシャの上司ということになっているらしい。 ESL は毎回ボキャブラリーの足りなさを自覚させてくれたし、ちょうど同じぐらいの滞在暦の(同じぐらいの英語レベルで苦労している)別の研究所の人達と知り合うきっかけにもなって楽しかった。


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070220 ギターのゆくえ [研究室]

昔からギリギリにならないと何もしない性格なのである。
引越し屋さんからダンボールが届いて、日本に送る荷物を積み込み始めてから、そうだ、ギターをどうしよう・・・と気づいた。
日本への輸送費は元の値段の$150より高くつくし、日本に帰ればマイギターが待っている。 
それで、研究室のみんなに聞いてみることにした。 果たしてこんなギリギリで引き取り手は見つかるのだろうか、アコースティックならともかくクラシックギターである。 
ところが全員に宛ててメールを送ってみたら、なんと午前中のうちに3人もオファーがあった。 ピアノを昔からやっているけれど、もちろんクラシックギターも弾けるわよ、というカルメン。 ギターを習ったことはないけれどこれを機会にやってみようと思う、というエリーザ。 娘にあげたい、というエバ。
なんだかヨーロッパ勢はクラシックギターはもとより、クラシック全般と距離が近い気がする。 (エマも実験中に鼻歌を歌っているけれど、ポップやロックに混じって、たまに交響曲を口ずさんでいたりする。)
それで、結局「娘に・・・」という言葉に心が動いて、エバに譲ることにした。 ただのつもりだったけれど、$50で買ってくれた。
娘さんは17歳。 「今日は娘の名付け日なのよ。 いいプレゼントになるわ。」と、うれしそうに言ってくれた。 
エバはルーマニア人。 音楽が好きで、わがグループのディスクジョッキーでもある。 (うちのフロアは各グループが思い思いの音楽をかけて実験に励んでいる。) 彼女が教えてくれたアルバム、「Unforgettable」に入っている、Peter Cincotti の“Rainbow Connection ”もいいし、 アフリカ人アーティスト、Cesaria Evora もとても良くて、気に入っている。 ギターがエバに引き取られることになって良かった。

スタジアムでの試合後、演奏をしながら道を練り歩いて本学に戻ってくる Harvard のブラスバンド
  
この少し先のヴァイオリン専門店の親切な店員さんに教えてもらって、Porter Square 近くのギターショップまで歩いて行ったのは去年の4月のことだった。


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070219 甘くてちょっぴり辛い誘惑 [生活]

甘くてちょっぴり辛いものに心惹かれる。 
例えば、桜あんぱんのおへその桜の塩漬け。 例えば、白い砂糖がポタポタと覆っている醤油煎餅。 お汁粉のお口直しについてくる塩昆布もたまらなくいい。 
先々週のハッピーアワーでそんな琴線に触れるB級お菓子を発見した。
  これ
  
  チョコレートにくるまれたプリッツェル。
アメリカのカウチポテト族の元凶、プリッツェル。 その無味乾燥さが逆にポテトチップより後を引くから不思議。 そんなプリッツェルをチョコレートで軽くくるんだ新バージョン。 甘いあとにちょっぴりしょっぱい。 難をいえば本体がプリッツェルなので喉が渇くこと。 それでもお酒の席でも甘いものをつまみたい人にはオススメ。


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070218 動物はどうなったのか [生活]

  アパートの隣の池が凍って、鳥たちが陸に避難?!
  
  
  氷点下の日々に心配していたけれど、秋にいっぱい食べただけあってリスも無事。
  
  相変わらず太っちょさんなのです。 


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